9月3日(月)くもり
こんにちは。宮澤大和(@popperMY7)です。あおいろ屋(@aoirostore)さんの稽古場見学へ行ってきました。
振付を担当する吉田響さんにお誘いいただき、見学が叶いました。ありがとうございます。
響さんとは、2016年11月に出会いました。僕が出演した、くらやみダンス×ヨハクノート『ロミオと俺とジュリエット』で、響さんは演出助手として活動していました。
その頃から、響さんは言葉のチョイスがとても面白く、僕は響さんが口を開くと、いつも注意して聞いていました。
稽古の最中、ある出演者が「介錯とはなんですか?」と質問しました。演劇でいう介錯とは、誰かが舞台上から去る途中に障害物があった場合それを取り除いてあげることです。
その質問に対して響さんは「介錯というのは、もともと武士が切腹をするときに……」と説明したものですから、僕は思わず《そこから説明するの?》とツッコミたくなってしまいました。
お芝居は、ダンスと会話劇で構成されており、会話劇のあいまにダンスが挿入されるともいえるし、ダンスのあいまに会話劇が挿入されているともいえる繊細な構造になっていました。
僕はダンスにあまり詳しくありませんが、バレエとコンテンポラリーをベースに、響さんの振付はとても靭やかでありました(もともとコンテンポラリーはバレエから派生したものではあるのですが)。
繊細といえば、戯曲もそのようでした。
最初の台詞、三行を読んだとき、すぐにこのお芝居のフライヤーの色を想起させられました。
淡い青色というのでしょうか。いっけん爽やかなようでよく見ると憂い深く見えます。
たった三行で読むひとの五感にイメージを植えつけるとは……。僕もそんな文章を書きたいと思いました。
僕が稽古場見学を始めてから1時間後。遅入りの俳優が入ってきました。
あれ? 彼は?
ぺぺぺの会『一人称^自分』に出演する千代くん(@pbare_0631)でした! まったく知らなかったので、この遭遇に二人で驚きました。
そしてさらに、僕と千代くんとの出会いもまた『ロミオと俺とジュリエット』なのです。
こんな偶然もあるんだな……ほっこりとしながら稽古場をあとにしました。
あおいろ屋第2回公演
「海に浮かぶ傘」
雨の中バスが走る。
あるきょうだいはたくさんの荷物を持っている。
愁いを帯びた女性は古いハンカチを持ち歩いている。
ひとりの青年はただ彼らを見ている。
曇った窓ガラスから、かつての記憶が透ける。
【日時】 9月15日 18:30- 16日 14:30-/18:30- 17日 13:00-/17:00-
【場所】 こった創作空間 【詳細】https://stage.corich.jp/stage/93027
【ご予約】https://www.quartet-online.net/ticket/uminiukabukasa?o=c00001e
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